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自転車利用のマナーアップ
Manners up of bicycle use

ひとつ間違えると、危険な乗り物になる自転車

自転車対歩行者事故の増加、出展:国土交通省資料および警察庁統計を基に作成

誰でも気軽に乗れる自転車は、とても便利な反面、ひとつ間違えると大きな事故につながることもあります。最近では、スマホを見ながらの運転や車道の逆走など、基本的な交通マナーを守らなかったために起きた事故が増えています。
こういった事故の原因となるのが、「明確なルールがないから」「みんなやっているから大丈夫」といった意識が働いているからでしょう。けれども、免許がないからこそ、違反の取り締まりがゆるいからこそ、意識の持ち方が大切。身近な乗り物だけに、自分や自分の家族が加害者にも被害者にもなり得るのです。

大切なことは教育。両親がしっかり教えて見本になろう

たとえば、「赤信号は止まれ、青信号は進んでよい」ということは、小学生に聞いても答えることができます。しかし、「自転車はどこを走ってよいの?」と聞かれると、大人でも少し考えこんでしまうのではないでしょうか。その曖昧さは、自転車運転の教育が徹底されていないことによります。「これは絶対にダメなのだ」という意識がはっきりしていれば、ルール違反をする人は少なくなるはずです。

たとえば、欧州諸国では小学3~4年生の頃に自転車の交通安全教育があり、実技や筆記試験を行ったり、国によっては自転車運転免許証(なくても運転可能)を交付するなどモチベーションを高めつつ教育を行っています。とはいえ、日本でも、警察や自治体を中心に多くの自転車教室は行われています。それなのに、なぜ自転車マナーは悪くなるのか?
その違いは、両親など身近な大人からの指導が足りていないことにあります。欧州では、両親から日常的に指導が行われているのに対して、日本ではそういった機会が少ないのです※。

子どもは親を見て育つもの。両親、そして周囲で自転車を運転する私たちが見本となり、間違った運転をしている子には注意・指導してあげる。そういった日頃からの取り組みが、みんなの意識を変え、社会を変えていくことにつながるのではないでしょうか。

※
日本の国民アンケート調査結果によると、18~19歳の70%強が自転車交通安全教育を経験しているが、両親から教育を受けた者は全体の11%弱。
(出典 http://www8.cao.go.jp/koutu/chou-ken/h22/pdf/houkoku/5-2-2.pdf)

自転車教育の取り組みアイデア

大切な子どもたちを守るためには、警察や自治体まかせにするのではなく、家庭や地域などもっと小さな単位での教育が必要です。そのために、明日から取り組めそうなことを考えてみましょう。

保護者むけ、自転車教育のための教室

保護者がまず学ぼう!

最近になって自転車安全教育が活発になってきたということは、むしろ保護者の方に知識が少ない可能性があります。子どもたちが学校で学ぶ前から、親たちが見本を見せられるように。学校で学んだことを、日常生活でも繰り返し指導できるように。ママ友同士、町内のコミュニティなどで小さな勉強会を開催してはどうでしょう。
教材は、インターネット上でさまざまな団体から無償提供されています。

  • 警視庁「自転車交通安全教育用リーフレット:小学生むけ、一般向け」
  • JA共済「中学生・高校生向け 自転車交通安全教育ムービー」
  • ホンダ「中学生・高校生への 自転車教育指導マニュアル」

自転車プロショップやライダーを講師に招く

自転車のプロから学ぼう!

かっこいい自転車乗りの見本を見せることも、手っ取り早い方法です。自転車を真摯に愛するライダーたちは、もっと多くの人に自転車を好きになってもらいたい、安全に乗ってほしいという意識が高いので、快く引き受けてくれる人が多いのです。
子どもたちにとっても、自転車のスペシャリストたちと接する機会は、交通安全だけでなく多くのことを学ぶ機会になるはずです。

高齢者むけに自転車安全教室

シニア世代も学ぼう!

子どもたち同様に、事故発生率が高いのは60歳以上の高齢者。国民アンケート調査によると、交通安全教育を受けたことがない人の割合は60歳以上で約70%にも上りました。
シニア団体などではさまざまな活動が行われていますが、その中に自転車安全教室を組み込んでもらうことも提案できそうです。

「思いやりの国、日本」が本気だせば、きっとできるはず

自転車に限ったことではありませんが、事故を起こさない、事故に合わないために大切なことは、相手への思いやりです。道路というスペースを、いかに分け合いながら安全に走ることができるか。その力を最も必要とされる乗り物が自転車なのかもしれません。
よく耳にする、日本人は礼儀正しい、ルールを守るといった海外からの評価。誰かを思いやる気持ちを身につけている私たちなら、きっと実現できることだと思います。

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