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子供乗せ自転車を安全&快適に乗りこなすための7箇条

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チャイルドシートをつけた自転車、いわゆる子供乗せ自転車は、特別な免許や広い駐車場が必要ないといった理由から、子育て世代の手軽な移動手段として人気を博しています。
しかしその便利さの裏には、実はたくさんの危険が潜んでいるのです。
そこで今回は、普通の自転車にチャイルドシートを付けたものから電動自転車の子供乗せモデルまで、子供と一緒に乗るすべての自転車に共通する危険をピックアップ。どうすればその危険を避けられるのか、安全に、そして快適に乗りこなすためのポイントを7箇条にまとめました。

  • 1. 子供乗せ自転車は、停車中こそ注意が必要。
  • 2. 冬はブランケットより防風ウエアを。
  • 3. 電動自転車に子供を乗せる場合は、そのクセを知っておこう。
  • 4. 雨の日、傘は使っても良い?
  • 5. 抱っこしての運転は禁止。
  • 6. 子供はもちろん、自分の命も守るヘルメット。
  • 7. 子供を乗せているからといって、おごりや甘えは禁物。
  • ・ ルールを守って子供と一緒に自転車を楽しもう!

1. 子供乗せ自転車は、停車中こそ注意が必要。

適度なスピードを出して走行している最中であれば、推進力により安定するため転倒のリスクはそれほど高くはありません。しかし押し歩き中の推進力を失った自転車は、ほぼ人の腕力だけで支えている状態に。数十キロにもなる子どもを乗せれば、自転車の重量は相当なものになります。非力なママたちにとっては、信号待ちなどの停車中や、目的地に着いて駐輪場に入ったときなど、押し歩きをしているときこそ転倒に対して最大級の注意が必要なのです。

具体的に気をつけてほしいことは、「押し歩き時に急な方向転換はしないこと」。
車体が傾くと重さを支えきれなくなり、転倒してしまいます。バックで自転車を駐輪場から出す時などは特に注意が必要です。腕力に自信がないというママは、混雑した駐輪場は避け、少し離れていてもスペースに余裕がある駐輪場を選ぶといった予防策をとるのもおすすめです。

2. 冬はブランケットよりも防風ウエアを。

冬場、寒さが厳しくなってくるとよく見かけるのが、ブランケットなどでぐるぐる巻きにした子どもを乗せて走っている光景です。
しかし、マフラーなど長くてヒラヒラしたものは、自転車の車輪に巻き込まれる恐れが。特に後部チャイルドシートの場合は、運転中に目で見て安全を確認してあげることができません。何かの拍子に留めていたボタン等が外れてしまうこともありえます。

寒さが厳しいときはブランケットなどの代わりに、手袋や耳当てなどのアクセサリーを活用しましょう。そしてフリースやセーターだけでなく、必ず上からウインドブレーカーなどの防風ウエアを重ねます。自転車で寒く感じるのは風が体温を奪うから。風を遮り、冷えやすい体の末端を温めることによって、ブランケットよりもずっと効率良く子供を温かくしてあげることができます。

3. 電動自転車に子供を乗せる場合は、そのクセを知っておこう。

電動自転車にチャイルドシートを取付けているママも多いでしょう。
電動アシスト付きの自転車は、ペダルを踏み込む力をセンサーが感知してアシストが作動する仕組み。基本的に、弱く踏み込めば弱いアシスト、強く踏み込めば強いアシストが得られるようになっています。ということは、発進時のペダルの踏み込み方によっては急加速・急発進につながる危険性が。
特に信号待ちなどで停車していたところから、信号が変わって発進するときなどは注意が必要です。いきなり力強く踏み込んでしまうケンケン乗りなどはもってのほか。周囲の状況をよく見て、安全を確認してからゆっくりと発進するようにしましょう。

4. 雨の日、傘は使っても良い?

雨が降っても自転車に乗らざるを得ないことはあります。そんなときに傘は使っても良いのでしょうか?
結論から言うと、一定の条件を満たせば地域によっては法令違反ではないものの、子供乗せ自転車の場合は決しておすすめできません。
そもそも子供乗せ自転車は、子供を乗せることによって重心が不安定になりハンドルがふらつきがち。そんな状態で、傘が強風に煽られでもしたら…考えただけでもぞっとします。他にも人が多い場所では邪魔になったり、木立などの障害物に引っ掛けるなど、さまざまな危険が考えられます。
朝起きて雨が降っていたら少し早めに準備して、子供と一緒に楽しくレインウエアを着込むのが正解。雨だっていつもと違う環境を楽しんでしまうくらいの余裕が大切です。

5. 子供を抱っこしての自転車運転は禁止。

日常の移動手段に自転車は必需品、だけどまだ子供が小さくて自転車に乗せられない…。そんなときについしてしまいがちなNG行為が、赤ちゃんを抱っこひもで抱っこして自転車を漕ぐというもの。これはハンドル操作がしにくいうえ前も見にくくなり、とても危険です。
また、万が一転倒した際には赤ちゃんが下敷きになってしまうリスクも発生します。そのため赤ちゃんを前に抱っこしての運転は、道路交通法で禁止されているのです。

一方、おんぶでの運転は認められていますので、どうしても必要なときには抱っこひもを使ってしっかりとおんぶして、安全を確認してから運転するようにします。
ただこの状態では、赤ちゃんがヘルメットもガードも付けていない無防備な状態であることを肝に銘じておかなければなりません。万一のことを考えれば、やはり1歳未満の自転車での移動は最小限にとどめるべきでしょう。

6. 子供はもちろん、自分の命も守るヘルメット。

子供乗せ自転車の転倒による子供のケガを調査したところ、およそ8割のケガが頭部と顔に集中していたという調査結果があります※。大人よりも頭部の比重が大きい子供は、頭をケガしやすいのかもしれません。
道路交通法にも幼児を自転車に乗せる際には、ヘルメット着用の努力義務が明記されています。急いでいても、すぐそこまでだとしても、きちんとヘルメットは被せてあげましょう。

また、運転する大人もヘルメットは着用するべき。法律で罰せられるわけではありませんが、ケガを未然に防ぐためにぜひ着用をおすすめします。一見帽子と見紛うようなおしゃれなデザインのものもたくさん出ていますので、楽しんで選んでください。

※
出典:独立行政法人国民生活センター「子どもを自転車に乗せたときの転倒に注意!(平成23年9月)」

7. 子供を乗せているからといって、おごりや甘えは禁物。

子供を乗せているときほど、交通マナーはしっかりと守りたいもの。信号を守る、危険な追い越しはしないといった基本的なマナーはよく知られていますが、自転車が軽車両であるという意識は残念ながらまだそれほど浸透していません。普通の自転車であっても電動自転車であっても自転車はすべて軽車両、つまり車の仲間だということを知っておきましょう。

まず厳守すべきは左側通行です。道路の右側を走ると車の流れに逆行してとても危険なため、道路交通法でも禁止されています。右折したいときは面倒でも必ず、2段階右折をするようにしましょう。
また、歩道は歩行者のためのもの。軽車両である自転車は、基本的に車道を走らなければなりません。とはいっても、横幅のあるチャイルドシートを付けた子供乗せ自転車にとって、車道を走ると場合によっては危険なことも。そんなときは歩道を走っても良いのですが、やはり歩行者優先が大前提です。あくまでも歩行者のための道を走らせてもらっているという意識を忘れずに。ちょっと狭いな、危険だなと思ったら、一旦停車して歩行者に先に行ってもらい、安全を確認してからこぎだすようにしましょう。

子供を乗せて自転車をこぐのは大変です。だからといって、これくらいいいだろうとか、譲ってもらって当たり前、といった甘い考えは捨てましょう。ルールを守ることと、思いやりや譲り合いが大切なのは、どんな交通手段にも共通して言えることです。

エシカルからひと言!

ルールを守って子供と一緒に自転車を楽しもう!

子供を乗せて自転車をこぐのは、本来とても楽しい時間です。時計の針ばかりを気にして焦ったり、イライラしたりして、その楽しさを満喫しないのはもったいないこと。
もし今、楽しめていないとしたら、それは心の余裕を失っているからかもしれません。

そんなママにエシカルからのおすすめは、いつもより少しだけ早めに家を出ること。時間に余裕があれば、しぜんと心にも余裕が生まれます。ルールを守り、お先にどうぞと笑顔で譲り合えば、危険も寄ってきません。
子供と一緒に自転車に乗り、お日さまを浴びて、風を感じて…こんなことができるのも、子供が小さいうちだけ。無理せず、自然体で子供と一緒に自転車を楽しみましょう!

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