子育て中のママにとって、自転車はなくてはならないもの。幼稚園や保育園の送り迎えをはじめ、買い物に仕事にと、乗らない日はないというママも多いのではないでしょうか。
そんなママたちの悩みのタネになっているのが、実は毎日の洋服選び。おしゃれをしたいけれど、ヒール靴やサンダル、ロング丈のスカートは着られません。そうなると鏡の前で悩んだすえに、結局いつものスタイルに落ち着いてしまう…ママにとってはよくある話です。
でもちょっとしたポイントをおさえるだけで、制約のあるなかでもおしゃれを楽しむことができます。コツをつかんでマンネリスタイルに別れを告げ、おしゃれな自転車ママを目指しましょう!
自転車ママのファッションの悩みといえば、どうしてもカジュアル&スポーティスタイルに傾いてしまうことではないでしょうか。
鏡の前で悩んだ末、結局のところ毎日無難なパンツスタイルに落ち着いてしまう…そんなときは、一度クローゼットのなかを検証してみましょう。手持ちの洋服のなかにも、自転車スタイルに活用できるものがたくさん眠っています!
まず、一見自転車には不向きに思えるワンピースやスカートでも、膝が隠れる程度のミドル丈〜ミモレ丈までなら子供乗せ自転車もOKです。特にふくらはぎの中央くらいまで隠れるミモレ丈は、足を細く長く見せる効果があるので、ママにはうれしいアイテムですね。
パンツもクロップドパンツやジョガーパンツなど、裾がスッキリとタイトにデザインされたシルエットのものは自転車に最適。動きやすいうえに手軽にコーディネートにトレンド感が出せる、おすすめのアイテムです。
逆に避けるべきアイテムは、マキシ丈のロングスカートやガウチョパンツ、ワイドパンツなど。これらロング丈のアイテムは、いくら自転車に巻き込み防止のガードを取り付けていても、ペダルを漕ぐときにパンツやスカートの裾が足に引っかかってしまいます。すると自転車走行中にバランスを崩すことになり、大変危険。これらのアイテムを使ったおしゃれは、自転車に乗らない日に楽しみましょう。
「おしゃれは足元から」という言葉があるほど、全体のイメージを左右するのが靴。だからこそ、自転車に乗るときはこの靴、と決めつけてしまうと、全体のコーディネートもそれ以上広がりません。一度手持ちの靴をすべて靴箱から出して、先入観抜きでながめてみてください。
例えば一口にスニーカーと言っても、いろいろなタイプがあります。例えばハイカットのキャンバススニーカーなら、フェミニンなふんわりシルエットのスカートとも好相性。
ローカットのスニーカーでも、先が尖ったポインテッドトウのタイプを選ぶと、子供っぽくならず大人の女性らしさが出てきます。
また秋冬なら、ショート丈のブーツも自転車との相性は悪くありません。ただしヒールは低め&太めのものを選びましょう。パンツスタイルにもスカートスタイルにもよく合う、万能アイテムです。
きちんとした格好をしたい日には、レースアップの革靴を。レースアップならフィット感を調節でき、脱げにくいので安心です。フォーマル度も高いため、働くママの大切な打ち合わせや会議の日のコーディネートにも応用できます。
ただしいずれの場合も、サドルの高さをきちんと調整して、停車したときに両足が同時に地面に着くようにしておくことが大前提です。つま先立ちでぎりぎり足が地面に届くような状態では、靴にも足にも負担がかかるうえに不安定で危険。足元のおしゃれを楽しむなら、サドルは低めと心得ましょう。
逆に自転車ママが選んではいけないアイテムの代表格がサンダルです。
子供乗せ自転車はそれ自体が重いうえに安定性を高めるため、スタンドもガッチリしています。つま先を含め、足先全体がガードされていないサンダルタイプの靴では、この重たいスタンドを操作するのが難しいのです。
また、細いヒールの靴もNG。まずペダルを踏み込むのに安定性に欠けるうえ、一時停止したときや漕ぎだすときにも、細いヒールでは踏んばりがききません。
前と後ろに子供を乗せた電動自転車であれば、その重量はときに100キロを超えることも。そんな重さに細いヒールが耐えられるでしょうか?お気に入りの靴が傷むだけでなく、転んだりすればとても危険です。どうしても細いヒールの靴が履きたいときは、持って行って現地で履きかえるようにしましょう。
子育て中はとにかく忙しく、おしゃれを楽しむ心の余裕もなくなりがち。特に毎日の移動手段に自転車を使うママは、ファッションもその制約を受けてしまいます。
けれどママにとって一番大切なことは、子供と一緒に『安全に』自転車に乗るということ。そのためのポイントさえ押さえれば、着られるアイテムが意外に多いことに気付くはず。それらを組み合わせれば、「いつもおしゃれね」とママ友達から褒められるコーディネートも可能なのです。
ここにあげたいくつかのポイントを参考に、ぜひ毎日のおしゃれを楽しんでください。自転車という制約をきっかけとして、普段はしないコーディネートにチャレンジしてみるのも楽しいもの。逆に新しい自分を発見できるかもしれません。
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